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0038 夜明け 二題

已に闇は去り

鳥の鳴がひびく

時計の針は廻り

人々はゆっくりと

活動を始める


だんだんと

本当にだんだんと

外は明るくなっていき

時と夢とが

去っていく

一日の夜、眠りから


そしてそれは二度と

そのままの形では

手に入れることはない

もしひとたび

失われてしまったなら


16-6.29-7.27


※※※※


あまりにすみきった

淡い淡い青い色

夜の闇が失われる前の

日の光が出ずる前の

不安定な一瞬(ひととき)

微妙な力のバランス

小鳥たちの鳴き声に

乗ってでもいるかのように


あまりにもはずかしくて

それでもそれはたしかに

そこに存在していて

今この一時は

少なくとも

そう少なくとも今は

この一時が

まるで永遠に

続きそうだと思えるのだ


16-6.29-7.31



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