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0370 見つめていれば
まばたきをする間に
過去は一足飛びに
逃げていってしまう
見つめ続けていれば
留めておけるのかどうか
それは判らないけれど
少なくとも目を離すよりは
目を離していると
時のたつのが判らない
目をつぶってしまっては
時の過ぎ去っていくのが見えない
そう、目を開けてさえいれば
見つめてさえいれば
判るのだ、何かが
去っていこうとしている時は
留めてはおけずとも
その去っていこうとする所を
見届けられるならば
去る時を少しでも
遅らせる事ができるなら
むだではあるまい
ただ見つめていることも
04-5.3-6.4
過ぎてほしくないと思っているから、目を凝らすのです




