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0335 下弦の月 / なぜ君は
下弦の月の
空に架かり
あの雨も
強き風も
いずこにか
去りぬ
黒き雲は
地平の彼方
垂れこめているのは
月の光
心を貫き
また宥める
青い青い
月の光
弱々しい
旋律を
奏でるかの
ように
ゆっくりと
動いていく
その身で
弦をかき鳴らし
その光を
音で満たすかのように
05-7.1-8.23
※※※※
否定
否定
否定
なぜ素直に
納得しない
他人の心を
受け入れない
一歩離れて
世界を見て
なんでもう少し
顔を寄せない
認めないのは
君の勝手
否定するのも
君の勝手
だけれど
なぜもう一度
試してみない
05-7.1-8.24
下弦の月は深夜に出でて、夜明けにかけてゆっくりと昇る。
ピックの様に夜空をかき鳴らして




