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0003 異国の春に

日差しはすでに強く

冬の白い名残もまた

溶けて消えた

全てのつぼみや

葉は一時に

ふくらみ出し

そして―開ききる

ああ若葉色と

原色の洪水

うずまく花の香


そして君の存在

強い花の香りのように

その香りあたりに

たちこめて

その姿あまりに

あでやかに

決して目を

引き付けずにはおかず

ああ君はこの春

咲いた大輪の花

あまたの花の中でも

とりわけ美しい


それでも時は

全ての花の色を

そのままには置かない

やがて春は過ぎ

花々の色は消える

その時一体君は

どうなっているのだろう

春の精よ

春が死んでしまったら

君は一体どこへ行く?


16-6.29-7.12

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