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0193 まぼろし
幻は目の前に浮かぶ
実体を伴わない
真の願望が現れる
あるいはデフォルメし
またあるいは色がついて
性来の姿を覆い隠す
そして化けてしまう
求めているものとそっくりに
何のためなのか
判るはずもない事
気付くのはいつでも
取り返しがつかなくなってから
目の前の幻を信じて
歩みを踏み出せば
後は破滅への道
二度と戻れない
苦しみへの永遠の道
されどここに留まって
何が得られようか
背を向けて去ろう
得られぬ幻には
02-10.28-12.9
うーん、タイトルに誤記があった…… これは恥ずかしい。
でも、濁点と半濁点は見分けにくいのよ…… すなおに漢字にしておけばよかった




