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0159 気付かずに
逃してならない時は
そうあるものではないし
逃してならない人も
やはりめったにめぐり合えない
もし出会っていても
それと気付かず別れる事が
なんと多いことだろう
そしてその別れを悲しむことにも
気付きはしないのだ
過ぎた時に気付きはしない
失った思いに気付きはしない
二度と会えない人に
涙することさえ知らない
それと気付いた時には
全てはるかかなた
想い出の中だけにしか
存在しなくなってしまう
二度と手のとどかぬ所へ
いってしまうのだ
20-4.6-4.7
事実上、真ん中ぐらいのノートですかね。
気付かないなら、気づかないままでいればそれなりに幸せなのですが。




