1470/1484
1470 凍えそうな自分 / 愛しい人
寒くて寒くて
心も体も何もかも
凍えてしまいそうなほど
自分の体をどれほどに
抱きしめてみても
心に空いた
大きな空洞は
埋められやしないから
風が冷たく吹き抜け
雨が悲しく降りかかる
たった一人の人を
失ってしまっただけで
それだけでこんなにも
世界は変わって見えるのだろう
月がかげった夕暮れの様に
何もかもが、何もかもが
儚く思えて
46-6.7-6.9
※※※※
想いは美しいものとは
限らないし
美しいものばかり
見ていられもしない
それでも、だからこそ
この今の想いは
大切にしたくなる
愛しい人、愛しい人
なぜこれほどまでに
君の名は僕を苦しめる
なぜ君の姿は
この僕を迷わせる
愛しい人よ、大切な人よ
守りたい、あなたを
誰よりも大切に
誰よりも思いを込めて
愛しい人よ、愛しい人よ
46-6.7-6.10
喪失感。それもまた、一つの想い。
そして、語りかけもまた違った意味を持ってくるかも。




