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1419 心の奥底
深く深く
沈み込んでいく
はるかな深み
心の奥底まで
そこにはもはや
何も存在しない
そこには重すぎて
形をとる事さえ
出来なくなった想いが
うずもっているだけ
でもそれだけでも
なんと負な感情を
もよおす事なのだろう
結局そこにあるのは
ただあきらめと
深い悲しみだけとなる
全ての変化は
ただ負の方向を向き
果てしない流れの中に
行先を見失う
そこからは何一つ
生まれては来ない
35-6.1-6.12
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何かの墓場、という言葉。
心の奥底は想いの墓場。満たされなかったものがそこに流れ着き、ただ積み重なる。
うずもる、は文語あるいは古語の表現となるらしい。




