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0131 四楽章
最期の力を出し切って
大鳥はその羽をもたげ
首を長くさし上げる
羽先はかすかにふるえ
その首も手折れそうだが
星々は迎え入れるかのよう
大鳥に向かいまたたきぬ
一時の調和と同化
しかしはりつめた糸が切れ
その首もその羽根も
今は力なく湖面の上
水面をたたきし波紋も
広がっていき、遠くへ……弱く
最後の生命の証も消え
何もその心を留め得ない
星一つ流れても夜空の
星の数が減らぬよう
一つの生命が消えても
何も変わるもののない世界
かの大鳥の魂はどこへ
かの星々の間にか
02-10.28-1.22
ノートナンバリングして、さらに愕然としたこと。これ、足掛け12年書いてるよ。さすがに最後の2年はほとんど日付だけのエントリだけど。一・二年の気の迷い・黒歴史どころではないわな。
1000編じゃ、全然きかない数のような気がする。数えてみようかとは思うけれど、ちょっと怖い。とても怖い。




