1291 光と影 / 迷宮の旅路 とフラグメントの9
夢見よ
影は消え
赤き炎
燃え出づる
日が昇り
闇は失せ
ああしかし
その光もまた
万物を照らしはせず
白色の光
形を成さず
何を生む
何を照らす
この心の中で
全ての物は消え
全ての光は消え
さすれば闇もまた
無いのと同じ
11-7.23-9.6
※※※※
私は目を閉じたまま
手探りで一歩一歩
先へ進んで行く
はたしてそれが解なのか
この迷宮を抜けられる
出口への道なのか
光さしこまぬ
この暗黒の中で
ただ堅い壁のみが
この行く手を阻む
進み、進み、進み
もうどれほどか
歩いたろう
その努力が全て
報われたのなら
それだけ出口へ
近づいているのなら
全ての問題を
解決してしまう
外界への出口へと
11-7.23-9.8
※※※※
「あの娘は自分に必要であるものしか守りはしないさ
どんなに恩が有ろうと、自分の目的に有害であると考えたら
容赦なく切り捨てていく事のできる娘だ。
それだけ自分の目的に忠実なんだな。
だからけして道義に反するような目的は立てない。
お前もあの娘に守ってもらえるような人間になるんだな」
「でも、父上。僕は男ですよ。守る立場です」
「ああ、だが彼女は戦士だ。それも我が連邦で最も美しい魂を持った、な」
とりあえず、残りを全部まとめて。
フラグメントは、いつものやつ。




