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1270 春が来る / 夢も現も
そっと目を閉じて
耳澄ませてごらん
まだ明けきらぬ朝の
雨風が過ぎ去った
静かな朝の
息吹がきっと
聞こえてくるから
もう季節は移り
間もなく花も咲き
鳥の声聞こえる
時が来るだろう
それももうすぐに
残ったわずかな風も
とてもやわらかで
あたたかいから
もうすぐ新しい
時が来る
44-2.3-3.4
※※※※
はたしてこれは
夢なのだろうか
今私が見、想い
考え、動いている
これは私にとっての
真実たりうるのだろうか
そも真実の名を
冠しうることなど
この世には何一つ
無いのかもしれない
偽りと悩みと
迷いに満ち満ちている
この世の中なんて
そんなものなのか
ならばそも夢も現も
同じに過ぎぬ事
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季節が移る。そこにはかすかな期待と。
夢も現も区別する必要などないほどに。
真実なんてそんなもの




