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1269 忘れてはいけない / 愛するということ
つづるべき想いと
つづるべき言葉
ともにどこかに
置き忘れて
しまったみたいだ
何も考えないで
歩いていて
ほんの時々
ふと立ち止まって
考えるんだ
真実一体何を
求めていたのかって
真実一体何を
愛していたのかって
忘れたいのかもしれない
けれど絶対に
忘れてはいけないのだろう
44-2.3-4.2
※※※※
愛も恋も
言葉でいうのは
たやすい事
ただ誓いを立てるのと
何も変わりは
しないのだから
難しいのは
誓いを立てる事だけでなく
それを守り切る事だから
想いと心を
その時と何一つ違わずに
生きていくという
事なのだから
生きる事は
変わり続ける事
そしてそうならば
生きていかなくて
いいほどに愛する事
44-2.3-3.3
忘れてはいけない。そう言う事がたしかにあるのです
生きる事が変わる事なら。それを放棄しても変わらないままに愛したいのだ、と。




