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1255 想い
想いを綴る事は
簡単かもしれないけれど
綴れるだけの量の
想いを持ち続ける事は
けしてたやすいことでは
ありえないのです
想いはたえず
変化しています
形ないものだから
一時として同じ様には
存在しないのです
それはその本質まで
変わりうるものなのでしょう
抱いていた想いが
跡形もなく消え去る事も
まれではありません
そして想いの全てを失った時
人は自らをも失ってしまうのです
44-2.3-2.3
..................
そして44番から。
43番から54番まで12冊に書かれているのは、82篇に過ぎません。そのうちの半分以上がこの44番に。
でも、ほとんどが短いものです。だから消化は速くなってしまう。
変わらない想いなど、ない、ということです。




