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1254 時が動く
すでに白みかけた空に
かすかに赤く染まる地平
白き雲たちの動きは遅く
鳥たちの目は未だ覚めぬ
草花は心開き
風はしばし留まり
星々は既になく
吐く息のみが白い
あなたの傍らで
何も言う事が出来ず
こうしてただ
坐っていると
時が動いていくのが
あまりに良く見える
あまりに良く―悲しいほどに
けして戻る事の無い
絶対的な動きが
やがて日は昇り
一日が始まってしまい
先ほどまでの友は
打ち消されてしまう
17-9.14-11.19
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「見える」は判読不可
ああ、これも読めなかったのか。
多分最後の方は、もっとひどい。
今でさえ、読めない/意味がおかしいということで棚上げになっているのが
10数編あるのに。て、おやまあ。古いのは12月からだ。なんとかしないと。
というわけで、いずれにしろ17番は綺麗にここでおしまい。
さて、明日はどうしよう。




