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1226 風のささやき
風が呼んでいる
私の耳元で
小さな声で囁いて
あっという間に
行ってしまう
私に呼び掛けて
私が答える間もなく
私がうなずく間もなく
勝手に行ってしまう
なぜ? 私は尋ねる
なぜ? 風はやはり
私の問いには
答えてくれない
一方向に自分から
囁きかけてくるだけ
私はいつでも
置いてきぼり
風は私に囁き続ける
ついてこないかって
私は答え続ける
なぜ私を置いていくのって
17-9.14-10.13
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呼んでいるだけで、待っていてはくれない
そんな存在




