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1205 夢の終わり / 時の歩み
先がけの
薄明りの日に
空にあらわれ
光り輝いて
眠れるすべての
人々の心の中に
入り込み
想いの産物に
最後の一筆を
加えながら
白は七色に
激しく輝いて
やがて燃え尽き
神秘な光は
ただの朝日に
取って代わられる
しかし人々の心は
夢見で見たものを
すぐに忘れはしない
17-9.14-9.19
※※※※
時は過ぎた
何物にも
変えられることなく
日々の歩みは
遅々としていて
ああしかし
そは振り返る事を
知りはせぬ
後戻りする事も
知りはせぬ
ただ前へと
歩き続けるだけ
上に多くの
ものを乗せて
明日へと
運びながら
17-9.14-9.20
ただ、色と光のイメージ。それを夢の最後に。
時はキャリア。全ての物を上に乗せて、どこかに―明日に連れて行く




