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1204 そんな時 / 夢が覚めて
何かとても
人恋しくなる時
秋の風の冷たさが
そして夜の長さが
ひときわこたえる時
誰かにそばに
いてもらいたい時
語らいはいらない
けれども誰か―あなたに
どうしてもいてもらいたい時
今がその時だと
思うのです
あなたを待って
ずうっと待って
道の遠くを、はるか遠くを
眺めながら
時の過ぎ去るのを
待っているのです
明日の光が
世界を照らすまで
17-9.14-9.18
※※※※
夢が覚めてしまって
それまで当然のように
思い込んでいたものが
もう永遠に失われたと
言う事に気が付いた時
二度と手に入らない
"想い"と時間を、ああ
不安定な多くのものが
寄り集まってこの世界を
構築していて
そして柱の一本を
倒してしまったなら
全体もまた何と
たやすく倒れてしまう事か
17-9.14-9.16
今度は一人。だから待ってる。ずうっと待ってる。
でも、きっとあなたは来ない。
今日のでは、これが一番好きかな。
無理やり構築したものは、微妙なバランスの上に立つ。
だから、簡単に壊れてしまうもの。




