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0012 冬 二題

風寒き夕暮れ

落ちゆく夕日の

弱弱しさの中に

淡くほんのりとした

紅の中に


曇った窓ガラス

外を眺める君

街灯はぼやけ

迫る闇の中の

さながら蛍の灯のよう


君の指のあと

雫が垂れ下がり

灯のにじみが消えて

黒く浮き出す

あの人のイニシャル


物思い、時短き

冬の夕暮れ


07-10.28-11.30


※※※※


この雨は

いつから雪に変わるのでしょうか

白く美しく

それでいてはかない

悲しき妖精の涙に


いつになったら

おおいつくしてくれるのでしょうか

この心をその純白で

さあ降りかかって

冷たくして

この体も心も


その永遠の中に

うずめてしまって

何もかも

白く塗りつぶしてしまって


07-10.28-11.26

前半は、まあ一言でいうと「私の見ているあなたは、別のあの人を見ている」ですね。


ちょっと思いついて、定型化してみる


寒風の中

落ちゆく夕日

弱弱しくも

淡い紅色


曇ったガラス

みつめるは君

迫る闇間に

灯る街灯


君の指あと

雫をこぼし

浮かび上がりし

彼のイニシャル


何を想うか

君の心は

移ろいゆくは

冬の夕暮れ


うん、なんとかなるものか。

バリエーション2


寒風の中

日は沈みゆく

街を染め抜く

淡い紅色


曇ったガラス

みつめるは君

迫る夕闇

灯る街灯


君の指あと

雫をこぼし

浮かび上がりし

彼のイニシャル


何を想うか

君の心は

移ろいゆくは

冬の夕暮れ


大して意味はないけど、2/3行の音をそろえた。まあ色々遊べる。

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― 新着の感想 ―
[一言] ううむ、深い……! 私もいつかこんな深い詩を書いてみたいものです……w
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