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1198 たとえ想っていても / 悲しみに満ち
愛しき人よ
君の涙は
君の悲しむ顔は
見たくない
絶対に……
愛しき人よ
君を愛していると
何度繰り返しても
何度繰り返しても
すぎることは無い
それほどに
それほどに
僕は君のことを
君のことだけを
深く深く
想っているつもりだ
ただ人の心は
なんと頼りなげ
信じるにはとても
値しないもの
信じたらきっと
裏切られるだけなのだ
40-5.26-7.9
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夢ならば
覚めておくれと
願う事も
できるのだけれど
今の私には
他に何一つ
動きようが
ないのだから
それではあまりに
あまりにも
悲しいこと
なのだろうか
ああ愛しい人よ
愛しい人よ
現はなんと
失望に満ち満ち
悲しみに
あふれているのだろう
ああ愛しい人よ
それではあまりにも
悲しみだけに
捕われはしないか
40-5.26-7.11
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最終行前半は読めず
こちらも、最後で落とす。自分を信じられないと?
そして、現実は負にあふれていると。




