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0118 流されながら
もう何も思うまい
ただ流されよう 時の流れに
その流れ、人は運命と呼び
逃れるすべは何もない
最後の足場が崩れ去り
浮かんでいるのが精いっぱい
逆らうことができないのなら
いっそこのまま流れて行こう
流されていてもこの目には
周りの景色が写り行く
あっという間に去っていく
つかの間の幻影が
いつかは滝に揉まれる身
ならばせめてそれまでは
空を見上げ、周りを見よう
それらがたとえ幻影でも
今はもう何も思うまい
ただ流されよう時の流れに
この私の周りの移ろいゆく
幻影のみを見つめながら
最初の段のバリエーションを最後の段に持ってくるのは、癖みたいなものだなあ。
流れ的に、三段目をA"に置き換えてみたくなるけれど、ちょっとこの三段目はそのまま取り外すわけには行かなそう。




