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1174 運命という名の災い
はたして災いは
招くものなのか
それともやってくるのか
どちらかは判らないが
少なくとも気配がする
息を殺していようと
姿を隠していようと
その気配だけは
どうにもできない
すり足で一歩一歩
災いは近づいてくる
止めることできぬとして
逃げる事さえ無理なのか
もはや術はないのか
逆らいきれぬことは
判っている
相手が何しろ
運命なのだから
でも何もせずに
受け入れたくはない
自分という存在をかけて
03-2.1-4.2
..........
では、災いではない運命があるのだろうか、と
fateは運命
fatalは致命的




