表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1171/1484

1171 それは一体 とフラグメントの7

これにもフラグメントがあったので、最後に追加。


現実の不確かさは

夢のそれと一体

どれほどの違いがあるの


捉えどころのない

それはとても悲しく

そしてとても寂しく

きっと触れたら壊れてしまう

そんな気がする


信じられるのは何?

今、私のこの目さえ

信じられないのに

それでも存在を

主張するのは何?


私の心の中へと

図々しく入り込んでいて

それでいてなぜかとても

懐かしくて優しい

それは一体何?


21-6.17-8.28


※※※※


なぜ私があなたを好きかって? そうね……


私にも理想というものがあるわ。

私を理想の対象にしている人もいるそうだけれど。


でもね、私はずっと思い描いていたのよ。

私の理想、私が成りたいもの。

私に欠けているものをすべて持っていて、そうね……

優しさと慈愛に満ちた、という所かしら


そして私に、あるいは他の誰かに思わず守ってやりたいと

想わせるような、そんなに女性(ひと)を心に描いていたのよ


そしてその理想像が、私の女神が、私の前に現れてしまったのだから

私に平静でいろっていうほうが無理な注文じゃなくって?


私はあなたが好き。それは変えられない事。

でも私はその事をけして不自然だとは思わない。

あなたを守ってあげたい。その気持ちがどうして否定されなければ

いけないのかしら?


私には守りたいものが沢山ある。あなたはもちろん、

私の同胞(はらから)、この社会、そして無限なる宇宙世界

抱く感情はみんな違う。

でもね、根本は同じなのよ。大切なものだから、かけがえのないものだから

失いたくない―守っていきたい


あなたが大切。何より大切。

そうね。抱きしめなくてもいいわ。でもこの指のふれる所に、手を伸ばせば

届く所に、あなたにいてほしい。


だってあなたは、私の想い、私の心なんだから。


21-番外

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ