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0116 夢の中
全てのものはみな幻影
笑うも泣くも全て夢の中
それがどんなに楽しかろうと
それがどんなに苦しかろうと
ひとたび目を覚ましたなら
全ては跡形もなく消える
それでも人は夢の中
それがさめるのを恐れながら
精一杯に生きている
時の流れは止まらない
夢にも必ず終わりは来るが
それまで人は自分の世界
精一杯に築き上げる
それが一時に崩れようとも
その世界の一片でも
後々に残そうとして
精一杯に築き上げる
01-8.5-9.18
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もちろんなのですが、ここでの「夢」こそが現世の「生」なのです
目を覚ますということは、そういうことです。




