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1147 愛しきものよ / 月

愛しきものよ

なれの濃き色の

瞳に映るものが

ただ我の

姿のみならば

それは無上の喜び


されどなれが心

なれが想いははるか

なれの体に

我が指は届くとも

なれの心に

我が心は

触れ合う事も

許されず


なれの想いを

追いつつも

手に入れられはせず

そはかなし……


なれの求めるものは

何処にありや

なれの想いは

何をか求むる


21-6.17-7.11


※※※※


もう夜も

あけ始めたのか

空の明るさ

月の光

深く青い空に

白く輝く月

右のはじが

わずかに欠けて

明日の今頃は

空のもっと高い所に

上がっているのだろう


病める光を

地上に送り出して

その青白き光で

街を包んでしまう


日が昇る

ほんの少し前の

薄明りの中

鳥まだ鳴かず

時定まらぬ

二つの時の間に

輝ける月


21-6.17-7.14

----

s/右/左/

言葉を変えても。指は届いても心は届かない。という話。


夜明けにかかる月。明日高くなるなら、それは西の空に。

満月を過ぎた月。だからかけているのは左ではなく右のはず。

というわけで、原文を修正。

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