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1142 なぜ / さみしいから

私の全ては

あなたのもの

なのに私の体は

あなたの心に

逆らってしまう


なぜ?

その問いかけを

するのはあなたではなく

'私'


なぜ私はあなたの

思い通りに

動けはしないの?


もちろんあなたは

静かにだまったまま

微笑んでくれた

全てのものがこもった笑み

喜びも悲しみも

怒りもみな

込められた感情


なぜあなたは、あなたでしかないの?

なぜ?


21-6.17-6.29


※※※※


夜の風はもう

蒸し暑いぐらい

だのになぜ

風に吹かれて

星々を見つめるのが

夜の静けさに

聞き入るのが

一人だけでは

さみしすぎるのは


この暖かい

母の吐息の中では

私も樹木も

およそ生きとし生けるもの

みな一つの生命のように

思えるのに


いえ、だからこそ

私は私の半身を

乞い求めるの

最も身近にあるべきで

なぜか今はまだ

はるか彼方の想い人を


21-6.17-7.4

なぜ、という問いはもう何度も何度も繰り返される。

どうせ答えのない問。ならば、問うこと自体の意味は?


訳もなく、半身を求めたくなる。そういう話。

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