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1139 鳥の声 / 変わらなければ
今朝も鳥が
はや、さえずる声
冬の寒さの中にも
夏の暑さの内にも
そして陰気な
雨の降る日にも
けして止むことのない
鳥の営み
日々が廻り
全てのものが
移ろいゆくとても
また日ののぼる限り
小鳥は歌い続け
時は流れ続ける
いつまでも、いつまでも
それは彼等がけして
なぜ、という問いを
したりはしないから
21-6.17-6.24
※※※※
今日も明日も
昨日と変わらぬ
日であればよいのに
何も変わる事無く
日々を過ごして
いければよいのに
知らなくていい事を
知る事もなく
失ってはならないものを
なくする事もなく
今あるがままに
生きて行けたなら
それなりに
今日は今日、そして
明日は明日
一日は一日でしかなく
永遠であるものなど
何一つありはしない
そう、この心だって……
21-6.17-6.26
疑問を持たないものは幸せ。
毎日が同じであると思えるものも、幸せ。




