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1131 夢よ
夢よ、お前は
心の何処に住んでいるのか
お前の存在は時の外なのか
時に流されぬ
お前の存在を持つことが
できうるのか
夢よ、お前を
どこまでも追った日々は
もう戻っては来ない
お前に浸りきれた時
お前だけが心に住んでいた
あの幼い日々は
帰ってこない
夢よ、お前は
時の流れの中何処へと
行ってしまったのか
かつてのお前は
もうこの心の中には無い
夢よ、ああ夢よ
変わってしまったのはお前か私か
答えるものは無い
02-10.28-1.26
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夢は、年を取ると語る事すらできなくなるのです。
かつてどんなものを抱いていたのか、さえも。
夢は叶わぬもの。かなってしまったら、もうそれは現実であって夢ではないのです




