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1120 時の痕跡

時は行き去りつつ

その足跡を人々の

心の内につける事を

けして忘れはしない


何事もなく過ぎた日も

必ずどこかに

その日の痕跡を

留めていて


それが目につきにくかろうと

足跡は消えはせぬ

それを消すのは

やはり時…… 必要ならば


心の奥底に

深く開けられた穴

消し去りがたい過去の思い出

その穴を埋めるのは、時


いつのまにか時は

大急ぎでスコップを振るい

過去の穴を埋めて

現在の穴をあける

けして忘れはしない

人の心の中に


03-2.1-4.13

穴に埋められてしまうのは、いわゆる「思い出」

忙しない墓掘り人

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