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1096 あの日の想い出

君の髪に飾られた

最後の一つの花も枯れ果て

あの日を思い出すものは

何もなくなってしまった

ただ僕たち二人の

記憶の中を除いては


あんなに美しく思えたのに

とりわけ素晴らしく

思えたのに、あの日は

もう帰って来はしない

他の日々に混じって

かすかに輝くだけ


時がたち、その日が枯れ果て

その日の痕跡がすべて消えても

覚えておきたい

あの喜ばしい日の想い出を

せめてこの心の中に


02-10.28-11.18

..............

生命あるものは、同じままではいられない。

人の記憶も、同じままではいられない。

せめて、とそれを願っても。

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