1061 今年もまた
長いので、多分読まなくていいものです…
愛しい人!
今年もまた
この花を捧げましょう
初めてあなたと
出会った日から
すでに三年の月日が経ち
明日からは
四年目に入るのです
ああ、こんなにも
長い月日の間
あなたを愛し続けて
いられたことに―感謝
昨年の今日
抱いていた不安は
それでも現実のものとは
なりませんでした
ほら、私はあなたに
心を込めて口づけできる
私は今でもあなたを
愛しているのです
大声ではもう言えません
それだけの勇気は
残念ながら、もうありません
でもそっとあなたの耳に
囁くことは出来ます
あなたを愛しているって
確かに今の一日は
出会った頃の一日とは
比べようもないでしょう
あの頃は
毎日が発見で
日一日と愛が深まって
ああ、残念ながら
私はあなたを
無制限には
愛する事が出来ないのです
でも、でも
私には毎日が
とても幸せです
私の傍らには
いつもあなたがいてくれて
いてくれて
私は何も思うことなく
あなたの存在すら
忘れることができる
それは、みんな
あなたを何よりも
そう私自身より
信じているから
あなたは私のそばに
いてくれると
信じられるから
それでもこの私に
あなたを留めるだけの
力があるのでしょうか
あなたが今は
あなたの意志で
ここに留まっていて
くれますが
あなたに、いつまでも
私の傍らに
いてもらうために
私に一体何が
できるのでしょう
私自身の心は
あまりに不実で
そう、本当に
残念な事ですけれど
では一体何をもって
あなたを留めたら
いいのでしょう?
なにをもって、あなたが
私のもとに居てくれると
信じたらいいのでしょう?
そう
あなたに笑んで
何も言いやしない
あなたは私の問いに
何も答えてはくれないけれど
私はそんなあなたが
とてもとても好きです
私はあなたを
信じています、でも
あなたが去りたいと
思ったならば
いつでも私の元から
去っていってください
私はあなたを無理に
引き留める事なんて
できやしない
いや、一体誰が
あなたに、あなたの
意思に反する行動を
取らせることができるでしょう
あなたは、あなた!
愛しい人よ
私はあなたを
縛る資格なんてない
だから自由に
してください
愛しい人よ
そしてあなたの選択の内
私のそばに
留まってくれることを
選んでくれるのなら
それは私にとって
なんと喜ばしい事でしょう
今日もあなたは
私の隣にいて
だから私は
私にできる最高の事を
するのです
あなたに言葉の
捧げものと
そして心を込めた
口づけを
それ以外に
何もできないほど
私は本当に
無力なのです
愛しい人よ
そうしてこの一年
あなたは私のもとに
留まっていてくれて
ああそんなにも長くの間
あなたは私と共に
歩んできてくれて
私はその事に
なんといって感謝したら
いいのでしょう
この一年は
やがて過去となり
変わることのない
思い出として
心の片隅に
しまわれる事でしょう
そうしてそれらの日々は
これから先も
ずっとずっと
続いていく事でしょう
私があなたを
愛する限り
あなたが私のもとに
いてくれる限り
私があなたに
贈ったものの
生命はあまりに
短いのです
それがあなたを
飾り立てている時は
あまりに短い
それでもやはり
それは美しいのです
限りある生命に
縁どられて
永遠なる生命の
あなたの姿は
より美しく
見えてくるのです
今が一番美しい
この花はきっと
今日のために
咲いてくれたのです
そして、あなたは
今日とてもとても
いつも以上に
とても美しく
見えるのです
ああ、この
記念すべき
一日に、感謝を
この一年に感謝を
あなたという存在に
あなたが留まってくれたことに
あなたを飾り立てるものに
全てのものに感謝を
そして来たるべき一年に
また一年の月日が過ぎ
来年の今日、この日に
私が一年の過ぎたことを
感謝できますように
愛する人!
永遠にあなたを
愛し続けられるように
12-9.26-10.28
一応、20時は一番アクセスが少ない時間。
まあ、大差ないんですけれど。
少しでも、人目に触れないように




