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1057 また年が過ぎ / 夜に想う
時は流れ
星々の天に描いた
軌跡のように
ゆっくりと、しかし
決して止まる事無く
大きな大きな
弧を描く
時は廻り
昼夜は変わり
季節も移り
一年という時が
また過ぎて
そして一体
後には何が
残されるのだろう
時は流れて
その間に
一体何を僕は
得ることができた?
12-9.26-11.6
※※※※
夜の明かり
かすかな灯
空にかがやく
星々の光
月既に沈み
空気冷たく
虫の声さえ
今は聞こえず
花々もまた
短い命
一つ一つと
終えていき
闇と静けさ
動くものなく
この想いさえ
影やもしれぬ
それでも時は
歩みを止めず
至る所は
いずこなりやと
星の光の
降りそそぎ
12-9.26-11.7
この時期は、まあ省みる機会なのです




