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1054 省みる / 時は移り
一日が終わるころ
やっと気が付く
その日がまた
近づいてきた事
ともすれば
忘れがちな
ああなぜだろう
僕の傍らに
君のいる事を
当然なのだと
思っているのだろうか
だとしたらそれは
なんと言う事だろう
あまりに恐れ多い
何がそうさせたのだ
時だろうか
それとも変わってしまった
僕の心なのか
12-9.26-10.22
※※※※
時は足音を殺して
ゆっくりと過ぎ去る
街は変わり
人の心は変わり
そしてその事に
誰も気づきやしない
時は静かに過ぎ
やがてその日が来て
僕はその事を
肯定も否定もできない
僕には何一つ
できやしない
そして時は移り
僕の心は変わって
それでいて君は
けして変わる事無く
その笑みは果たして
何に向けられたもの?
12-9.26-10.25
それはカウントダウンのように。
ああ、どうしよ。




