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1047 嵐

雨の降る音 そして風のうなり

心を高ぶらせ 私はもがく

かごを出ようとする 小鳥のように

ここから早く 逃げ出さなければ

体を雨にうたせ 心を風にさらし

そうしたらきっと何か 生まれてくるに違いない


雨の降る音 風のうなり、そして

時のきざまれる音 規則正しく

夜がとばりを降ろし 闇は私の羽を氷らせ

身動き一つできずに 私は待っている

待っている 闇が過ぎ去ってしまうのを

待っている そうしてこの

心の高ぶりが 収まってくれるのを

結局私はかごの鳥 自然の姿に帰れはしない


私を呼ぶ風のうなり 涙雨は降らせることもできるけれど


12-9.26-10.8

台風が来ると、心が高ぶる。

でも、それはかりそめの感情。

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