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1044 昔と今
昔々の詩を読んだ
ずっとずっと
何かが違っていた
それが何であるか
今の僕につかめはしない
昔の僕になら
判ったかもしれないが
僕は自分の周りしか
見る事が出来ない
そうして歩んで行き
周りの景色が変わらないと
信じて歩いていき
そして振り返ってみると
まったく見知らぬ地へ来ているのだ
何がそこへ僕を
導いたのだろう?
僕の歩みは何を生み
僕の心はどのように
変わって行ってしまったのだ
昔持っていたものを
今は失ってしまい
しかも何を失ったかが
はっきりしないのだ
判っているのはただ
失ったものがあるという事
12-9.26-10.4
今の僕は、昔の何を失ったのだろう。
昔の想いが判らない今、もうそれすらも判らない。




