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1039 いつか再び / 演奏
君を本当に
愛しく思ったあの時
二度と手離すまいと
思ったあの時
それでも君は
笑んだまま
僕をいなしてくれた
優しく……
僕はまた
旅立たねばならない
この家を後にし
君を残して
一つの旅が
終わったばかりだのに
僕の心は君の上に
あり続ける事が出来ない
それでも僕はいつの日か
再びこの家に戻って
そして思うのだ
より一層、君を愛おしく
12-9.26-9.26
※※※※
生み出された
音の流れが
感情を生み
時を…… 押しとどめる
一つの音符の響きが
他の音を引き出し
それらはみな
一枚の楽譜から
作り出されるのだ
ただ一枚の紙から
僕はそこに
何を見るのだろう
いかなる心の動きが
そのような曲を
作り上げていくのだろう
12-9.26-10.12
そして、12番。
前半は、旅立ちに際して。それは多分、フラグではない。
後半は、ただ。生み出させるものに対しての想い。




