1028 前へ / 今日の朝
風があの人の声を
とぎれとぎれの声を
運んできます
どこか遠くの方で
私を呼んでいる声を
それでいて風は
私の背を押します
早く行けと
言っているように
思わずふり向いた
私の顔から
涙がもぎ取られていく
思わず耳を抑え
目を閉じたその時
かすかに見えたのは
あの人の影、それとも
ただの幻だったのでしょうか
そして私は再び
歩き出したのでした
前へ向かって
前へ向かって
30-5.24-7.1
※※※※
小鳥のさえずり
うるさいくらい
曇り空の上
朝日はまだ
吹き過ぎる風も
今は冷たく
人々の夢も
空をただよう
時計の針が
ゆっくりめぐり
天の星々も
一つづつ消える
かくれそこねた
細い月が
南の空に
浮かんでいる
犬の吠え声
遠くの声
静かな動きの
内のざわめき
昨日の朝と同じ
明日の朝と同じ
今日の朝
30-5.24-7.7
やっぱり、前の日のできれば昼間にちゃんとしておかないとなあ…
ここまでは、一応準備はしてあったのにね。
そういえば、昨日の夜はワイン開けて、ちょっとだけ飲んだの、それもいけなかったかも。
デザートワインって買ったのだけれど、貴腐とかアイスヴァインみたいな超甘口のは、やはりそれと選んで買わないとダメみたい。氷熟仕込み、ぐらいじゃあアイスヴァインには届かないのだなあ。
さて、前半。本当に振り切っていけるのかどうか。後ろ髪を引かれる、という言葉はあるけれど。まあ引けるほどの髪を持つ人も、本当に少なくなってしまった。
後半。細い月の描写はいけない。朝だから、いるとしたら東の空。しかも、隠れるのではなく先行して出てくるはずだから… 南なら半分の月。西に浮かばせて円い月にした方がより正しいかな。




