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1012 終わりなき雨の中
雨が降る
終わりなく雨が降る
いつになったら
時の終わりになったら
また日の光が
見られるのだろうか
また月の光が
浴びられるのだろうか
風が湿っている
ああ、なんだろう
心動かされる
時の流れ、時の動き
ああ、今日は何て
昨日と違う事だろう
そしてきっと明日も
今日と違うのだろう
時の流れの中で
生きているものは
定まったものなど
持ちえないのか
時が動く
そして私の肩に
雨が降りそそぐ
30-5.24-6.20
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生は変わらざるを得ない。ならば生を失えば。
変わらないものを得ることになるのだろうか。




