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1004 その想いは私には
夢見るような目で
私を見つめないで
そんな優しい瞳で
私を求めないで
私はあなたにとって
あなたが思っているほど
価値のある人間では
ないのですから
あなたの想いは
あまりに大きすぎて
私にはとても
掴みきれないほど
どうしたらそれほど
おしげもなく
自分の心を他人に
分け与えられるのかしら
あなたの想いに私は
答える自信がないから
恐ろしいとさえ
思えるのだから
ああ、あなたの想いは
私には背負いきれないから
30-5.24-6.11
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これは、想いを向けられる方の立場。




