1003/1484
1003 思い
思いはどこへ
連なるのだろう
それは時さえも
越えられるのだろうか
今私を縛っている
この思いがいつか
他の誰かを
縛る事が有るのだろうか
私はそれを知らないけれど
それでも涙流しながら
願わずにはいられない
私の求めるものこそ
永遠にあれかし、と
私の愛せしものが
永遠にたたえられん、と
それでも私の心は
その不確かさゆえに涙する
私の手が空しか
つかむ事ができないため
求める人の手が
ここにはないため
私の心は涙する
30-5.24-6-10
----
19行目の「事が」は不明確
「空をつかむしか」の方が自然か
オリジナルが想いでなく思いを使っていた(と思われる…)ので、そちらを。
自らを縛る思慕。どこか別の時、別の地で、同じ思慕にとらわれる人があるのだろうか。




