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1001/1484

1001 まだ / 雨空

力を出し切れていない

私はまだ

力を尽くしていない

まだまだ

何かできるはず

何かできるはず


ああ

時間だけが私から

どんどん奪われていく

その不可逆の動きは

私の心をしめつけ

私の動きをなお

鈍くする


それでも必死に

もがきながら

私は上を目指す

あと少し上

あと少し上

ぎこちなく動く手足に

触れるものは無い

私の目の所にまで

届くものは無い


30-5.24-6.5


※※※※


意地悪な雲よ

どうしてお前は

日の光を

星の輝きを

月の冷たき(おもて)

覆い隠してしまうのだ


そして雨よ

見上げるこの身に

なんと冷たく降りかかる

心の奥底まで

沁みとおっていくようだ


そうして私の心の中に

悲しみをみな

流し出すつもりなのか

それとも一か所に集め

ますます私の心を

重苦しくするつもりか


ああ暗い夜空を

見上げていると

身体より先に心の方が

冷え切っていく


30-5.24-6.6


現状への焦燥を描いたもの。そして思いは空回り。


雨への思い。よくあるやつ。

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