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0001 はじまり
古き思いは消え去らず、塚のように積み重なる
いつの日かそれが風化し崩れ去るのだとしたら
その前に地下深くに埋めてしまおう
それは、想いの埋葬
そこには、立ち会うものもなく
それゆえすすり泣く声もない
ただひたすら静かに、深く掘られた墓穴に
想いが埋められていくのだ
埋められた想いに、一つ一つ墓標を乗せる
それは確かにそこにあったのだと
証にするために
そして塚を突き崩すには、まだはるかに遠く
今日も想いの埋葬は続いていく
さて、これが完結した後、もうアクセスは無くなるかと思いましたが、ぽちぽちと1番へのアクセスがありますので、後書きを書き直しておきます。
1500弱の部分によりなるこれ、は、古い想いを掘り起こして、ここに埋めなおしたというものです。
そればずっとずっと(ずっとずっと)昔の想いでした。基本的につながりはありませんし、掲載順も順不同です。ですので、遺跡訪問とか墓参りみたいな感じで、適当にぽつぽつと読んでいただけるときっと昔の私が喜びます。
それでは、この後書きまでお読みいただけたのでしたら、その事に深い感謝を。