表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カササカス  作者: 未知風
「カササカス」編(完結編)
77/79

九話「黒を撲滅へ」

私は彼の次の言葉を待つ。しかし彼は何も言わずに近くにいた黒い化け物たちを軽々と切り裂いていく。私は彼を見習った。


「あぁ、お前らは先にこいつらを蹴散らせ」とレッドアイは言う。

「お前の顔を見てるのも飽きてきた」と黒影は言うと、傘を彼の首に力強く振るう。


私は走って傘を縦にして滑るかのようにそれを塞いだ。


「時は来た」


兄はそう言うなり、私を飛び越えたかと思いきや一回転して彼の胸を刻んて着地した。


「ちっ、ジャンプ斬りミスちまった」

「痛いなぁ。いいこと教えてあげる。お前らが死んでもこの世界は救えねぇ」

「どういうことだよ、それ」

「上に巨大な玉を寄越した。空にはブラックホールって言うのがあるけど、それを利用させてもらった。つまり黒玉(ブラックボール)だ」

「おい、ユエール!!それは禁術だ」

「それがどうした?俺はもう、罪を重ねた。だから生きる価値はもうない。だからこそこの世界は俺と共に消えてもらう。レッドアイ、よかったな?お前らは俺が死ねば助かる。こいつらを置いてお前らの世界に行けば助かる。この世界はなかったことにすれば何も問題ない」

「ふざけんなっ!!救った恩を仇で返すようなお前みたいな人間に俺はならない。だから死ね」

「おい……話聞いてなかったのか?……ぐふっ……ぶはっ」


ユエールは彼に背中を貫通させられ心臓に穴を開けている。その穴に綺麗に埋まるように彼の傘が刺さっていた。近くにいた黒い化け物たちは消えていく。ユエールは死んだのだ。だが、危機はまたすぐに訪れるのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ