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七話「始まりの場所」
私たちは森の中をいくら探り回ったのだろうか。気が付けば森を抜けて懐かしい場所が目の前に広がっていた。
「ここは……」と秋彦は驚いた表情で言う。
「私たちがこの世界に入ってきたトンネルだね」と雪下さんは言う。
「あれ?あそこに輝いてるのって黄金の傘?」
私が指差したそれは大きな崖の上に地面と平行して突き刺さった黄金の色を太陽に照らされながらも輝かしている傘だった。
「見つけた」
「団長。こっちも見つかっちゃったみたいだぜ?」と行彦。
彼の言う通りにレッドアイさんたちが私たちを取り囲んでいる。
「おい、レッドアイさん。あいつら、生きてるじゃねえか?」と赤いマントを着けた男は言う。
「お前の目は節穴か?あいつらは偽物だ。まっ、あの傘を見つけて壊せば全て分かる。ただこれだけは言える。汚ねえぞ、偽物!!」
レッドアイさんの言葉に反応して彼の周りにいた者たちが「汚ねえぞ」や「そうだそうだ」と言っている。
「団長、あんたはあの傘をどうにかして。ここは私たちが」と雪下さん。
「あぁ。油断すんなよ?」
「あなたこそ」
私は黄金の傘を手に入れるために崖をよじ登るのだった。




