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三話「泊まる場所」
静けさが染み渡る森の中へと足を進め、ある程度まで進んで私たちは止まった。
「俺らのこれからの宿だ」
レッドアイさんが指差すその宿は木で出来た小屋だった。
「案外、綺麗な場所ね」
「そんなことよりも早く教えて下さいよ。目的に合った修行を」
「まぁ、焦るなって……そうだな、じゃ、飯用意しろ。俺は家で寝てる」
「はぁ!?あんたも手伝え」
「そうか。じゃ、そこの女の子でも食うか。俺の口がヨダレ出そうだ」
「何、言ってんですか?もういいから、寝ろ!!」
レッドアイさんは小屋に入っていく。雪下さんは頬を赤めながらも顔は不思議そうにして首を傾けてる。本当に私たちは強くなるのだろうか。深い森の中の闇は深まる中で更なる闇もまた静かに潜まるのだった。




