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七話「動き出す者たち」
私と雪下さんはレッドアイさんが率いる赤いフードの方々に所属された。
「これからはそれぞれの所属で生活してもらう。それぞれの所属に幸あれ」
レッドアイさんは皆に言い聞かせた後、私と雪下さんに近寄ってくる。
「お前たち、後で可愛がってやるからなぁ。それと、お前。その傘を持ってこの地図に書いてある傘作屋に行け。そしてそこでその傘を見てもらえ。いいな?」
「はい」
地図の書かれた紙を渡された私は彼の言葉に対して力強く返事する。彼は私の返事を聞くなり、納得した表情で来た道を歩く。
「どうしたの?雪下さん?」
私が彼女を見ると、しゃがんで両手で胸辺りを押さえている。
「どうしたのじゃないわ。私の体をあんなことやこんなことをするんだわ」
「可愛がるってそういうことじゃないって。特訓したりして強化してもらえるとかそういうのじゃないかな」
「はぁ?別に分かってたし。そこに行くんでしょ?さぁ、行くよ。じゃ、皆さんごきげんよう」
「雪下さん!!」
「何よ?」
「逆です」
私たちは地図の通りに歩いていくのだった。




