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四話「五色のフードコート」
フードを被った五人だった。それぞれ緑、青、黄、紫、橙色のフードを身に付けて、ここから眺めるとそれはカラフルに散らばっていた。フードから顔が見えないが、それぞれがそれぞれなりの戦い方をしている。あっという間にそこに広がっていた敵は地面へと浸されてしまった。
「そいつらが異界人か」と橙色を被った男は言う。
「言葉に気を付けろ。それにこいつらがどう成長するかでお前らにいい影響を与える」とレッドアイ。
「レッドアイ様、この方々を信用なさってもいいのでしょうか?」と黄色いフードから恥ずかしそうに言う女性。
「あぁ、俺が保証する」
「ふん。どうだがな」
私の耳に微かに覚えてるその声。あの時、撃たれた銃弾が今の私たちにもできることになるとは今だからこそ嬉しく思える。だってこの男を殺せるチャンスがあるのだから。そう思いつつ青いフードを着た男を眺めるのだった。




