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二話「敵襲来」
レッドアイさんはそんな私たちを見て激怒する。
「おい!!吐き出すな。虫はな、栄養があるんだぞ?ありがたく頂けなかったのか?」
「おぇー」と言わんばかりの嘔吐の連音。そんな私たちに傘で何か攻撃をしようとしている。どうやら、あれは炎の大きな玉だろうか。
「みんな、吐くのはやめようぜ?」
私が吐きながら言う。もちろん、説得力は皆無なはず……だった。
「あぁ、やめよう。何だか薄暗く……」
明彦が上を見上げた。私も彼に倣って上を向く。そこには雨雲の下から水状の何かが落ちているようだった。いわゆるこれが敵の襲来だった。




