二話「いつでも飯が食えると思うな」
私たちは少し歩いた先に『悪夢ノ食堂』という看板を掲げた木でできた大きな建物の前に立つ。
「ちっ。中が騒がしいなぁ。殺るか」
「いや……えっ、ちょい……」
赤いフードの男は扉を無理矢理蹴り開いた。そこには先に出て行った仲間たちが騒がしくしていた。その周りには静かに礼儀正しくしているフードを被った人たちがいた。ここから見ると、少しカラフルだった。
「おい、お前ら。そんなに騒がしくていいよな……お前らの周りにいる奴らはフードの下で暗い顔をしてるってのによ」
「あれ?あなたも来たんですか?」とミルキー団の一人である茶髪のツインテールの女の子である七咲南は言う。
「そうか……あなたも……か」
そう言うと、素早い速さで座っていた彼女を壁に背を付けさせて傘で首元を押さえている。
「女だから加減はする気はねぇ。ここはお前らだけじゃない。仲間を救えなかったクズや的に立ち向かえず帰ってきたクズだっている。そんなクズどもでも承知でここに来てることが一つある。いつでも飯が食えると思うなってことをな?」
「うちの仲間が悪いことをしたが……レッドアイさんでしたっけ?仲間が苦しんでるのに助けないなんてしねぇからな?」
私は彼の首元に背伸びして小さな折りたたみ傘を向ける。首にはもう大量の汗が流れていた。
更新遅れてすみません。この後、二話連続更新します。




