十一話「たとえ一つ屋根の下と言えど危険箇所は存在する」
私たちは城から出た後、彼の案内で宿へと足を運んだ。
「お前ら、今日はすまなかったな。体を休めておけ。明日から特訓だ」と言い、赤いフードの男と宿の玄関先で別れた。
そして現在、男女部屋を分けて寝室にいる。みんな体が疲れて動けない状況だった。
「なぁ、団長?俺たち、これからどうなるんだろう?生きて帰れるのかなぁ?」と亮太は言う。
「この先は俺には分からないさ。でもどんなことがあっても俺たちはミルキー団だ。どんなに遠くにいたってミルキーのように必ず会える。なぁ、そうだろ?明彦?」
「あぁ、そうだな。俺たち、今、一つ屋根の下で男女いる。覗き見するのもOKだろ?」
「お前に聞いた俺がアホだった。お前、今日から副団長解除な?」
「冗談だってーの!!」
彼は真顔で答えてくる。確かに女子のことは男子としては気になってしまう。だが、ここの宿が一つしか残されていない以上彼女たちにそれ以上のストレスを与えるのは私として苦しいところだ。まぁ、幸いトイレは別れていたのでその点は女子も喜ばしいところだろうか。
「なぁ、飯食いに行かねぇ?」
「おぅ、確か少し先にあるんだろ?俺、女子たちに声をかけてくるからお前ら用意して玄関前で待っててな」
そう言って私は女子たちが居る部屋に行く。そしてそのまま扉を開けた。
「汗かいたねー、ベタベタだよぅ」
誰かの声と共に見えた光景はカラフルな大きな花びらが女子たちの体に張り付いた光景でした。そして私は鼻血を出しながら何か柔らかい大きな物に頭を当てられてその場に崩れるのだった。




