#30 まるで漫才のような戦闘現場 その2
「おい! 謎の中略ミサさんとニャンニャン刑事さん! 早く助けてよ!」
「ニャンニャン刑事さん、カッコいい……」
「ミサさん、可愛い……」
「ところで、ニャンニャン仮面さんはカッコ悪いと思うのは気のせい?」
「うーん……」
「気のせいじゃないと思う……」
「さっき、ニャンニャン刑事さんが「こんな変人達になっちゃダメ」って言ってたけど、ベルモンドとニャンニャン仮面さんってプロのお笑い芸人なのかな?」
「これだと、どっちがボケでどっちがツッコミか分からないよね?」
「ボケしかいないお笑いコンビじゃね?」
「いや、もしかしたらピン芸人同士かも!」
ニャンニャン刑事やミサが生徒達から離れた時、彼女らは縛られたままこう話していた。
一部の生徒からはニャンニャン仮面とベルモンドの二人はお笑い芸人疑惑が出ているが、残念ながらミサ達はお笑い芸人ではなく、ごく普通の人間である。
「さあ、ニャンニャン刑事さん! あとは私に任せて、生徒達を救ってあげて!」
「はい、ミサさん! みんな、今まで茶番になってしまって申し訳ない! 今から救いにいくから待っていてほしい!」
「「はい!」」
「ニャンニャン刑事さんが助けにくるまで待っています!」
「俺も!」
「私も!」
「うちも!」
彼女がニャンニャン刑事にこう告げると今までの茶番に関して生徒達に謝罪した。
予定よりかなり時間がかかってしまったが、ようやく彼女らを救うことができる。
ニャンニャン刑事はそう思いながら生徒達を救いに駆けつけた。
*
ベルモンドとカオスな漫才を繰り広げてきたニャンニャン仮面。
彼が気がついた時、ロープで縛りつけられた生徒達のところにニャンニャン刑事の姿があった。
「あっ、キザ刑事! オレを助けにきてくれたのか!」
「いや、全然違うけど……ボクはこれから生徒達を救いに行くところだ。変態仮面も一緒に行くか?」
「ああ。今回は何もできなくてすまなかったな……ほとんど謎の中略ミサとキザ刑事に任せてしまって申し訳ない」
彼はニャンニャン刑事に謝罪する。
「まあ、今回は過ぎてしまったことに関しては仕方がない。変態仮面が持っているその刀はちょっと危険だ。ボクの小型ナイフを貸すから。これも刃物だから気をつけろよ」
「あ、ありがとう……よし、生徒達をテンション上げて救っちゃうぞ!」
「変態仮面は相変わらずだな」
ニャンニャン刑事は呆れながらニャンニャン仮面に小型ナイフを差し出し、彼らは協力して生徒達を救っていくのであった。
「ごめんな。遅くなっちゃって……」
「いえ……身動きが取れるだけでもいいんです」
「ニャンニャン仮面さん、ありがとうございます!」
「時間がかかって本当に申し訳ない」
「助けてくれただけでも嬉しいです!」
「ニャンニャン刑事さん、ありがとう!」
「大好き!」
「さあ、みんな! 急いで体育館に避難するんだ!」
彼女らは二人にお礼を告げる。
ニャンニャン刑事は生徒達に体育館に避難するよう促すと、速やかに避難し始めた。
2026/02/24 本投稿




